TECH未来 活用力コンテスト2 審査結果発表!

審査員総評

  • 楽しい作品が多かったと思います。ポイントは「必要性」かと思います。製作者が本当に解決したいと思える問題を見出したとき、興味深い作品が開発されます。次年度以降、どのようなところから課題を見出したのかぜひ説明を聞きたくなりました。(上野耕史)

  • Tech未来活用力コンテストは,みなさんが技術の授業で学んだ内容を活かして,生活の中で自分なりにアイデアを工夫・活用できることを目的に実施しています。今回の作品もそのような中から,自分なりのアイデアを工夫して,生活に活用させようとする素敵な作品が出展されていました。

  • コンテストは今年で2回目です。今回出展して頂いた作品はそれぞれ授業の内容を活かそうとする点では,いろいろな努力が見られる素敵な作品ばかりでした。また,せっかく努力して作った作品を出展し,自分の考えを表現しようとしてくれた生徒のみなさん,それをサポートして頂いた先生方に心から感謝申し上げます。

  • 一方,「技術」という教科で教えている内容が,活用するアイデアを生み出すための企画力や創造力を重視した設計教育によって鍛えられていないことも現状の結果から浮かび上がってきました。これは,技術という教科の構造に関わるものかと思います。 是非,来年は以下に挙げることを乗り越えるような作品を期待して,激励の言葉にさせて下さい。

  • ・学習した内容が自分の中で活かせること ・自分の中に生まれたアイデアを大切にして,それを実現するために少しでも前に進むような努力ができること ・自分なりに活用できた作品に誇りをもって,活用力コンテストに参加し,自分の作品がみなさんに説明できること

  • このような自分で活用しようとした課題に対して,少しでも理想の形に近づけようとする小さな努力が,大きな発明につながる一歩になると思います。(大谷忠)

  • 「技術の時間で学習したことを活用する」,という正解のない課題に対し,たくさんのアイディアに基づいた工夫された作品が出展されていることに感心しました。中学生ならではの純粋でよく物事が見える「目」と,柔らかな発想を生み出すことのできる「頭」を使って,これからもたくさんのアイディアを考え続け,社会を変えるようなものづくりをしてほしいと思います。(谷田親彦)

  • 皆さんが限られた部品を組み合わせて、どんな作品を作るかを楽しそうに考えた様子が伺えました。「お掃除」や「コンパス」など身近な道具、又見て楽しめる「回転マスコット」等発想の豊かさに感心しました。動きの面白さだけで無く科学的に考えられた作品を選定しましたが身近に有る道具をよく観察し、内部構造や機構を考える楽しさを知り、次の作品に活かして下さい。(西谷清)

  • エネルギ変換を活用した作品のアイデアがいくつもあり楽しませていただきました。ただ、日常生活に密着した活用力の作品が決して多くないので、今後はその点を重視して欲しいと思います。(藤澤幸穂)

  • 「学校で学んだことをどのように自分や身の回りの人との生活に活かせるか。」そんなことを考えながら、ものづくりや面白いことを体験し夢中になることは、ほんとうに必要なことと思います。夢中になりその中で「試行錯誤する」ことは、いろいろなことに出会い、興味や関心を育て、自分を大切にする気持ちを育てるということにつながります。今回もたくさんの作品をご応募いただき、たくさん楽しませていただきました。ここでチャレンジしたことをこれからも「活かして」いってください。(松田恵示)

1 中学生の部1st Prize !

「 ぞうきんしぼる君 」

おざき はるな さん やえがし かほ さん

­冬の寒い日に直接手で雑巾を絞って、掃除を始めるのは気が進みませんよね?

­そこで、私たちは楽しく掃除が始められるようにするために、この「ぞうきんしぼる君」を作ろうと思いました。

­そのきっかけは、技術の授業で学習したエネルギー変換に関する内容でした。そこで、電気エネルギーを動力に変換し、さらに目的に応じてギアを組み合わせることを学びました。

­この作品の特徴は、2つあります。1点目は、ギアの組み合わせ方です。雑巾を絞るためには、力強いしくみが必要でした。赤と青のギアを重ね合わせることで、力強さを生み出しました。

­2点目は、雑巾の絞り方です。実際に雑巾を絞る際、右手首と左手首を逆にひねることをヒントに、左右のしくみについて電気の流れを逆に接続することで実現することにしました。

­最後に、雑巾を絞ることには、成功したのですが、まだまだ水分を絞りきるまでには至っていません。雑巾を絞る際の固定の仕方に工夫が必要だと考えます。さらに、この作品を使用する場所を考えると、電池やモータが濡れないようにカバーをつけるなど改善しなければならない点があります。次に製作する機会があれば、より良い作品を製作したいと思います。

審査員講評

  • 技術の授業で学習した動力伝達の学習を,相反する回転から成る「絞る」という動きに活用した視点がすばらしい。ぞうきんもそれなりに絞れているようですし,生活に身近な視点から実用化につながるアイディアを生み出せています。(谷田親彦)

  • 雑巾を絞る為のトルクを出している点が素晴らしい。工学的な考察を基にした作品。(西谷清)

  • 実用的な活用です。ぞうきんという生活に当てはめたのも良いです。(藤澤幸穂)

  • 自らの生活の中から問題を見付け、それを解決するために、「力強く回す」「逆回転させる」等の具体的な課題を設定し、それらを一つ一つ解決することでできあがった完成度の高い作品だと思います。加えて、完成して満足するのでは無く、テストし、次の課題を見付け、さらによいものに取り組もうとしている姿勢も素晴らしいと思います。(上野耕史)

 

2 中学生の部2nd Prize !

「イライラ棒遊園地 」

あかき かほ さん

審査員講評

  • ゲームの発想が面白い。各所に独自の工夫が見られ良く考えている。分り易い動画から熱意が伝わります。(西谷清)

  • 発想が素晴らしいですね。目的に合わせた回転数を作り出し、音を出す工夫もあります。(藤澤幸穂)

  • イライラ棒というゲームを楽しいものにしたいという目標を実現するために、イライラ棒を通過させることが適切な難しさをもったものとなるよう、時計や観覧車の機構を工夫している作品です。 どのような設計をするが、目標をしっかりと設定できていたことが、楽しい作品に繋がっていると思います。(上野耕史)

投稿者: ae106qqbkj