TECH未来 活用力コンテスト5 審査結果発表!

審査員総評

    • これからもたくさんの面白いアイデアを実現した作品を期待しています。(谷田親彦)

    • 今年は作品の出展が少なかったがとても残念です。TECH未来シリーズは他にも多くのパーツが準備されています。是非、自分たちの学校や地域、都道府県でオリジナルなTECH未来教材を自分たちの力で作ってもらえると活用力コンテストももっと広がるように思います。みんなでTECH未来を創っていきましょう!(大谷忠)

    • テクノロジーを活用して、何か課題を解決する際に、本来の機能を毀損しないよう考えていくことが大切なのだと感じました。それは「課題」というよりも「問題」に近いのかもしれません。「課題」を解決していくうちに「問題」が置き去りになることのないよう、常に本質を意識しながら課題解決の方法を考えていけるといいと思います。(高谷昌宏)

    • 活用力コンテストは、「便利なものを探すのではなく自らの手で作る」ことで日本の教育の弱いところをカバーしていると感じます。その意味でNo.1の「猫の背も借りたい」は自動化を目指した活用ができており、良い例と思いました。(藤澤幸穂)

1 中学生の部1st Prize !

「猫の“背”も借りたい」

いのうえ みちはる さん

みなさん、猫の手も借りたいと思ったことはありませんか?今回僕は、荷物を載せると自動でスイッチが入り、目的の場所まで運んでくれる猫の”背”をつくりました。きっかけは、僕は剣道部に所属し、勉強道具と剣道の道具を一度に運ぶ時があり、「猫の手も借りたい!」と思った時が何度もあったからです。そこで、授業で電気自動車のモデルを製作した時に、ギヤの組み合わせ次第で、剣道の道具も運べるかもしれないとひらめきました。乾電池の本数とギヤの重ね合わせを考え、作品の形状を考えました。また自動でスイッチが入る仕組みを作りたかったので、スイッチを自作して、荷物を受け皿に載せる動かすことに成功しました。今後は、もっと大型化して、さらに大きく重い荷物を運べるようにできたら、剣道の防具も運べると考えています。中学校技術の授業で学んだことを基に、自分の身の回りの課題を設定し、具現化した作品です。忙しい時には、猫の背も借りたいものです。

審査員講評

  • TECH未来シリーズの電気自動車の学習をして、その後自分なりにそれを活用して、移動型のオリジナル自動車を作ったところはとてもよいアイデアですね。また、ものを載せると自動車が自動的に進む仕組みを取り入れている点も学んだ学習を自分なりの課題に当てはめている点はとても良いですね。さらに,自分のイメージの車になるように、TECH未来の部品にさらに自分なりのパーツを加えているところにもオリジナルの良さが出ていますね。とてもよい作品ですね。(大谷忠)

  • アイデアは面白いがもう少し問題発見の視点がほしいですね。(谷田親彦)

  • シンプルですが、とてもいいアイデアだと思います。シンプルではあるが、課題解決としては優れており、生活のシーンでの活用の可能性を感じました。さらなる発展的な改良を期待します。(高谷昌宏)

  • 着想が素晴らしいです。スイッチを入れるという別の操作が無く、運びたい荷物を載せることで自動的に運搬開始され、荷物を持ち上げることで自動的に停止できています。スイッチと荷物の関係を上手く活用できています。(藤澤幸穂)

  • 「猫の背も借りたい」は、単純な動きを動画で楽しく見せてくれました。しかし、もう一歩。きっともっと面白くできると思います。(鉄矢悦朗)

今年度の審査では、発表の日程の大幅な変更がありました。応募者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。以後、このようなことがないように気を付けたいと思います。すみませんでした。

投稿者: TECH未来事務局