令和元年6月27日(木),福島大学附属中学校の学習指導法研究会に参加してきました。
その中で,TECH未来を使用して頂きました。
授業を担当されたのは,附属中学校2年目の芳賀団(はがまどか)先生です。
昨年の夏に芳賀先生とお会いし,TECH未来を紹介させて頂きました。
第2学年で行う「めざせロボコン全国大会」という題材の中で,本教材を使用して頂きました。
知識及び技能の学習の中での位置付けでした。
歯車に関する知識を,自動車のモデルを製作する中で育むという授業展開でした。
教材は4人に1セットでしたが,どの生徒たちも前のめりで授業に取り組んでいました。
より速い自動車のモデルを製作するということで,生徒たちは一生懸命車軸のスピードが上がるように調整していましたが,地面に置いた瞬間に止まってしまう自動車に悶々としておりました。
スピードを求めるとトルクが失われるということも同時に知ることができました。
来年度も是非使用して頂き,さらに良い授業を期待しております。
これはあくまで私見ですが,現行の学習指導要領ではロボコンがしっかりと根付いていると思うのですが,新しい学習指導要領になったときに,ロボコンの位置付けが気になるところです。
ロボコンは究極の「課題解決」だと思うので,競技には向いていると思います。
しかし,これから求められているのは「問題解決」です。
「問題の発見」と「課題の設定」が大切だと言われている中で,ロボコンで新しい価値を創り出す資質・能力の育成ができるのでしょうか…
これからの技術・エンジニアリング教育を考えなくてはいけませんね。
芳賀先生,お疲れ様でした。ありがとうございました!(資料はこちら)